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長尾山登山道で見られる樹種一覧はここをクリック

 
県民の森林道沿いの樹木たち (画像は樹種名をクリックすると見られます。)
    樹種名 科名 特徴
1 アオギリ アオイ 葉が大きく,3〜5に分裂する形がキリに似て,樹皮の色が青緑色であるため,この名があります。果実は8〜10cmの袋果で,成熟する前に5裂し,それぞれが舟形で,縁に種子が付きます。
2   アオキ ミズキ 山地の林下に普通に見られる常緑樹で,8〜10?の大きな光沢のある鮮やかな緑色の葉が目立つため青木の名があります。秋季2?近くの大きな赤い実が特徴です。
3   アオモジ クスノキ 花のつぼみがたくさん付いたものを実に見立てて,正月頃墓にあげるので,実の花と呼びます。葉をもむとレモンのような良い香りがします。
4   アカメガシワ(雄花)
アカメガシワ(雌花)
トウダイグサ 新芽と新葉が赤色であるため,この名があります。名前にカシワが付いているものは昔食べ物を盛るのに使ったようです。葉の付け根に蜜線があるのが特徴で,雌雄異株です。
5   アブラギリ()
アブラギリ()
トウダイグサ 中国原産で,実に油成分を含むため,油を採取するために植栽されたようです。
6   イイギリ イイギリ 材が軽く桐の代替え材として下駄材などに利用されます。冬場,実が真っ赤になるため非常に目立ちます。
7   イヌガシ クスノキ クスノキと同様葉脈が中央付け根付近で3つに分かれている三行脈で,見分けは難しいですが,花が暗紅紫色をしているので分かります(雌雄異株)
8   イヌガヤ イヌガヤ 平地の暖帯林の中にある代表的な針葉樹で,葉がカヤと違って柔らかいのが特徴です。
9   イヌザンショウ ミカン サンショウが葉の付け根に対生のトゲあるのに対して,片側しかありません。また,サンショウと比較して匂いも芳しくありません。
10   イヌビワ クワ 実の形がイチジクに似ているため,方言でイチジクと呼ばれ,青黒くなると美味しいです。
11   イロハモミジ カエデ 紅葉する代表的なカエデで,葉が最大で7つに切れ込むため,イロハニホヘトと数えることができるため,この名があります。
12   ウツギ ユキノシタ 卯の花として有名で,幹の中心が中空になっているため,漢字では空木です。
13   ウリノキ()
ウリノキ()
ウリノキ 花は小さくて目立ちませんが,花びらが外側に丸まって可愛い形をしています。
14   エゴノキ()
エゴノキ()
エゴノキ 下向きに咲いた多くの花が清楚で,地面に多く落ちて気づくことが多いです。実はまん丸で可愛いですが,魚毒に使われます。
15   エノキ ニレ 漢字で榎と書き,夏場に陰をつくるので,江戸時代街道に植えられていました。
16 カナクギノキ クスノキ 落葉高木で,秋期葉が黄葉します。葉は先がとがり,先端側の幅が広く,基部に向かって細くなっている。実は秋期赤く熟します。
17   ガマズミ スイカズラ ハクサンボクと同じように冬期,赤い実と緑葉のコントラストが美しいので,生け花として利用されます。
18   キブシ()
キブシ()
キブシ 林道の法面に多く生えており,幹は蔓状に伸び,実はブドウのように房になって下がります。
19   クサギ クマツヅラ 小さな花がたくさん集まって咲くので,目立ちます。葉をもむと少し臭いのでこの名がありますが,新葉は摘み取って,味噌汁の具に使います。
20   クマノミズキ ミズキ ミズキに非常に似ていますが,葉の付き方が,ミズキが互生であるのに対して,対生であるので,区別が付きます。
21   クリ()
クリ(イガ)
ブナ 実が付くと秋が来たと思う代表的な樹木ですが,花の時期は虫媒花であるため,遠くからでもその匂いは分かるほどです。
22   クロキ ハイノキ 樹皮が黒褐色で,11月頃実が熟すため,この名があります。特徴は緑色の若い枝の断面が三角形をしていることと低い鋸歯を持つ分厚い葉です。
23   コアカソ イラクサ この仲間では,例外的に木本植物で,茎や葉の柄が赤くなるのが特徴です。
24   コガクウツギ ユキノシタ 林床の代表的な樹木で,飾り花の白い花びらがきれいです。別名のコンテリギは葉の表面が紺色に少し照り輝くのでその名があります。
25   コジイ ブナ シイノキは実の形が,小さく丸くて黒褐色のコジイと細長くて茶色のイタジイの2種類があり,海岸部にイタジイ,内陸部にコジイが見られます。
26   コナラ ブナ 鹿児島の方言ではホサノキと呼び,椎茸の榾木として利用されます。榾木に最も利用されるクヌギと比べると,樹皮の割れ目が大きく,数は少ないです。
27   ゴンズイ()
ゴンズイ()
ミツバウツギ 葉は鳥の羽のような複葉で,果実が赤く熟すので,遠くからで分かります。
28 シラキ トウダイグサ 葉の裏は緑白色で,葉や枝を傷つけると白い乳液が出ます。葉は秋期黄〜紅葉して美しいです。
29   シリブカガシ ブナ マテバシ同様にどんぐりのおしりが凹み,より深く凹んでいるため,この名があります。開花時期が10月頃であるので,開花とどんぐりが同時期に見られます。葉裏は光沢があります。
30   シロダモ クスノキ クスノキと同様葉脈が中央付け根付近で3つに分かれている三行脈となっていますが,開葉前の新葉の産毛は黄金色に輝き,実の色が真っ赤になるのが特徴です。
31   センダン()
センダン()
センダン 花は小さいですが,きれいな紫色で,実はヒヨドリがよく食べているのを見ることが出来ます。
32 タラノキ ウコギ 春の山菜として有名で,トゲの少ないものをメダラと呼び,トゲが多くて美味しくないものをオダラと呼んで区別されます。
33   ツルコウゾ クワ コウゾの名が付いていますので,樹皮の繊維は非常に強くて,他の植物に絡みつくと,なかなか外せません。しかし,実はまるでイチゴのようにきれいで,少し甘みがあります。
34   テイカカズラ キョウチクトウ 名前は藤原定家に由来しており,謡曲「定家」で式子内親王の墓に絡みついたように,他の樹木に絡みつきます。
35 ナワシログミ グミ 苗代の時期に実が赤く熟すためこの名があり,食べるとおいしいです。
36  

ニワトコ(花)

ニワトコ(実)

スイカズラ 接骨木とも言い,骨折,打ち身に生葉を外用します。髄は白色で,理科の実験のピスをつくる材料に利用されます。梅雨時期枝先を真っ赤な実が飾ります。
37   ネズミモチ モクセイ 実が黒くたくさん付き,ネズミの糞のように見えることに由来します。
38   ヌルデ ウルシ 葉が鳥の羽のような複葉で,葉軸に翼があるのが大きな特徴です。葉の裏面には毛が密生し,白く見えます。
39   ノイバラ バラ 花はきれいですが,トゲがあるため,山歩きの場合はやっかいな植物です。
40 ハクサンボク スイカズラ 光沢のある濃い緑色の葉に,真っ赤な実のコントラストが美しいので,生け花の材料に利用されます。
41   バクチノキ バラ 暖帯林のやや暗い林の中に,樹皮が剥がれた色の紅黄色が印象的です。ちょうど賭博に負けて身ぐるみ剥がれた人の肌のように見えるためこの名があります。
42   ハゼノキ ウルシ 本県で赤く紅葉する代表的な樹種ですが,かぶれるため嫌われます。しかし,実からは和ろうそくの原料であるロウ質分が,心材の黄色い材は和弓の心の部分に利用されます。
43   バリバリノキ クスノキ 葉の形が細長く,縁が極端に波打っているのが特徴で,材はもろいです。
44   ホオノキ モクレン 葉っぱが大きく,食べ物を包んで料理するのに利用されます。また,花もモクレンの仲間ですので大きく立派です。
45   ボロボロノキ ボロボロノキ 材が非常にもろくて,手でも簡単に折れるところから付いた名前だと思われます。
46 マタタビ マタタビ 実は昔からネコにマタタビと言うぐらいネコにとっては媚薬です。初夏に葉が白くなるため遠くからも区別が付きます。
47   マルバウツギ ユキノシタ 材が中空であるため,ウツギの名がついており,葉の形がウツギより丸いので,この名があります。
48   ミツバアケビ アケビ アケビ(5葉)と同様実は熟すと縦に割れ食べられますが,アケビよりはおいしくない。
49 ヤブニッケイ クスノキ 本物のニッケイは非常に芳しいので,団子を包んだり,樹皮そのものをかじったりしますが,ヤブが付いているので,美味しくはありません
50   ヤマハギ マメ 秋の七草の一つであるハギの仲間で,葉は小葉が先端と両側に出る3出複葉で,小葉の形は広楕円形です。花は葉の脇から長く伸びた花序に付きます。
51   ヤマグワ クワ 蚕のえさとして有名で,人家そばにも多く植栽されましたが,現在,食用にする桑の葉は中国原産のマグワが使われます。
52   ヤマビワ アワブキ 葉の形が,果物のビワノキに似ているためこの名があります。
53   ヤマヤナギ ヤナギ 林道法面の日当たりの良い山地に見られるヤナギの中間で,葉と同様に長さ3〜6cmの尾状花序を出します。
54   ヤブムラサキ クマツヅラ ムラサキシキブに似ていますが,葉,葉柄,茎に毛が生えているので,区別が付きます。
55   ヤマモモ ヤマモモ 暖地の山地に生える常緑広葉樹で,庭木や街路樹として植栽される。雌雄異株で,雌木には夏季実がなり,赤く熟し食用となる。

 

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